千坂式食療法実践協会は2003年7月に設立しました。
提唱者である千坂諭紀夫が自らの大病を克服した経験と全国の病気や不調を抱えた方々とお会いしながら、血液の質を高め、病気の治癒や体調の快復に役立てる食事とは何かを長い年月をかけて確立した食療法です。その千坂式によって救われた人が日本全国にいます。千坂式を実践し健康な体を目指す人の交流の場、それが千坂式食療法実践協会です。
私が千坂式と出会った時のこと。
視力が著しく低下したことで、鹿児島市内で『紅輝商会』を営む富山さんご夫婦を知る機会を得ました。私の背中に広がるシミに驚いた富山さんに、目だけの問題ではないと初めて指摘されたことから、食改善を始めました。
また私の妻は21歳のときに母親を白血病により47歳の若さで失いましたが、そのうち妻自身も体調を崩し、富山さんのお母様(故人)から千坂式を知ることとなりました。
私たちは夫婦そろって体質が良くないので、3年かけて身体のクリーニングをきちんとしてから子供を考えるようにと富山さんからアドバイスされました。しかし、間もなく妻は身ごもり、予想できたことではありますが、残念ながら命を救うことが出来ない状態の娘が生まれ、11ヶ月という短い一生を終えました。その後授かった第2子、第3子とも両親から受け継いだ体質がひどく、本人たちも私たち夫婦も苦労しましたが、最近になってようやく一段落ついたように感じます。現在は、家族ともども千坂式をこつこつ実践する毎日です。
私がつねづね感じていたのは、千坂式食療法の理論の確かさです。西洋医学や東洋医学、さまざまな代替医療があっても、これに勝るものはないというのが千坂式を続けてきた率直な感想です。子供たちのことでは危ない局面を何度も千坂諭紀夫先生に救っていただくことができ、いまは元気に過ごしています。
千坂式食療法で体質改善している方々が日本全国にいらっしゃることと思います。
しかし、私たちを含め、千坂式をしているもの同士の交流の場は限られていて、貴重な体験が埋もれていくばかりでした。「千坂式の仲間」に体験を伝えることで初めて共有財産として分かち合うことができ、このような輪を今まで以上に広げれば、いろいろな歪みを少しずつ正していく力になっていくと確信しました。
このような理由から、千坂式の輪をさらに広げていくための会を発足しました。
千坂式食療法実践協会は全国の皆さんと意見を交換し、健康に関する悩みをともに考えていきたいと思っています。
千坂式食療法実践協会 発起人代表 大山純一郎