千坂式食療法の基本的な考え方2

 

千坂式食療法では、前述した2つの基準から食品を次の4つのタイプにグループ分けしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〔塩の性質〕

千坂式食療法の塩というものの捉え方は、比較的認知度の高い東洋式食養法の一つであるマクロビオティックスとは大きく異なっています。マクロビオティックスでは、塩には陽性のエネルギーがあると考え、積極的な摂取を勧めています。一方、千坂式食療法では塩は陽性・陰性それぞれのエネルギーを保持し強める働きがあるものとして位置付けています。ですから陰性の食品と一緒に塩を摂取すると塩は陰性エネルギーを、陽性の食品と一緒に摂取すると陽性エネルギーを保持し強めます。千坂式食療法では、この塩の特性を生かし、エネルギーのバランスを整えることに利用しています。

 

千坂式食療法では、この4つに分類された食品を体の状態によってうまく組み合わせて食べることにより、健康を作っていきます。以下は千坂式食療法に基づく食品の分類表です。この分類表を利用してバランスの良い食事を心がけることが千坂式食療法の第一歩です。
  人間にとって健康な状態は、血液が<陽性-アルカリ*性>の状態に保たれていることですが、このアルカリ性*・陽性の度合いが強すぎてもいけません。体調に応じて、適度な調整を行い、丁度良い<陽性-アルカリ*性>の状態を保つことが重要です。アルカリ*性・酸性、陽性・陰性のバランスを整えることを「中和」と呼び、千坂式食療法はこれを非常に重要なものと位置づけています。

*アルカリの漢字は、『石』へんに『咸』つくり

 

千坂式食療法のメリット・デメリット

 千坂式食療法は「食によって健康をつくる」ことを基本としています。食べものは健康の源であり、健康を左右するものでもあります。千坂式食療法の最大のメリットは、適切な食事をすることによって、「病気にならない体をつくる」ことが可能になるということです。さらに千坂式食療法で推奨している食品は食物連鎖のピラミッドの底辺にあるものなので、それを生産するために他の生物が消費されることがなく環境に対しても非常に利点の大きな食療法と言えるでしょう。
  反面、千坂式食療法にはデメリットもあります。食事にバラエティーや愉しみを求める人には、食材が限定されてしまうことや調味が同じことが、はじめのうちには苦痛に感じられてしまうことです。しかしながら、体調改善が実感できる過程において、食材の微妙な味わいの違いや食材の持つ滋味を徐々に感じ取れるようになってくるでしょう。また、千坂式食療法では調理に時間をかけるため、忙しい人には不向きという面もあります。
しかし、専用サプリメントを併用するなどの工夫で、その問題も解消されるでしょう。千坂式食療法は大変手間のかかる食療法ですが、それに見合った結果の出る「手間をかける価値のある」食療法であると自信を持ってお勧めできるものです。

 

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