ある日を境に体重が増加!
        水を飲んでも太る体質に

 高橋さんは、それまで「体のためにこれは食べるのを控えよう。」なんて思ったこともなく、運動もせずに、食べたい物を食べ、飲みたい物を飲むといった食生活を長年続けてきました。
  特に甘いものは大好きで、さらにお酒も大好き。人の三倍くらいはいけるクチでした。
また、10年ほど讃岐うどんの本場香川県に住んでいた為一日三食がうどんで、うどんをおかずにご飯を食べるといったような食事も日常茶飯事でした。
  こんな生活をしていた為、当然と言えば当然ですが、43歳を過ぎたころから太り始め、40キロ台だった体重は右肩上がりに増え続け、とうとう66キロにまでなってしまいました。
  この頃の食生活は、「食事を楽しむ」というのではなく、「空腹が満たされるまでとことん食べる。」という感じでした。その結果、「水を飲んでも太る」体質になってしまいました。
  変調はこれだけではありませんでした。当然貧血がひどくなり、「冷え」も現れてきました。真夏でもハイネックにスパッツと靴下が手放せない状態になり、冷房の利いた場所では「冷え」と「頭痛」に悩まされることが続くようになってしまったのです。

 

「玄米菜食」でダイエットは一時成功
     しかし・・・

  ここで知人に紹介され、食事を一般的に知られている「自然食」の中の「玄米菜食」に切り替えることにしました。やるとなったらとことんやる性格で、今まで使っていた味噌、しょう油、みりん、砂糖など、家中の調味料を捨てて、添加物のない自然食で売っているのものに切り変えました。
  そのような食事を徹底した結果、三ヶ月で体重は何と20キロも落ちました。
  しかし、続けて行くうちに気になることが起こり始めました。顔や手の色が、いままでより黄ばんできたのです。また、「玄米菜食」に変えてもつらい「冷え症」は改善されませんでした。

千坂式食療法との出会い

 そんな時に、高橋さんは知人の紹介で千坂式食療法に出会いました。「冷え症」と「頭痛」に悩まされていた高橋さんは、他の「玄米菜食」の人とは違った「元気」を千坂会長に感じ、「やって見よう」とういう気になったのです。
  初めてアドバイザー(神田さん)とお会いして相談した時に、今まで食べてきたものを聞かれ、体温・血圧・脈拍を測るように言われました。この時初めて自分の血圧が低めだとわかり、私よりも一緒に行った娘がひどい低血圧だと気づかされました。それが血液の力を表すということを教えて頂き、これまで自然食で間違いなく元気になっていると過信していた私たちは、目の前の数字に驚きました。人は一人一人違います。その時の状況や体質を正しく知り、それに応じて対応する必要があります。これまでのようにただやみくもに実践するのではなく、「まず自分を知ることが大切だ。」という事に気づかされたのです。
  高橋さんはこの時のアドバイスを元に、これまでの食生活を見直し、千坂式の食事をできる所から始めました。
  それは、3時間以上炊いた玄米を食べることから始まりました。そして徐々に根菜の長時間煮、熟成味噌を使った味噌汁などを取り入れ進めていきました。一般的な玄米食しか知らなかった高橋さんにとっては、全てが驚きの連続でした。3時間以上炊いて、表皮の繊維が液状にとろけてもちもちになった玄米、長時間煮込んで箸でつかめないほどとろとろになった根菜。その味も食感も初めてのものばかりでした。

 

食の改善で「本来の元気」を
     取り戻したことを実感

 食の改善を進めていく中で、高橋さんの体にはさまざまな変化が現れました。体が良い方向へ向かっていく過程で、これまでに蓄積してきた「体の細胞一つ一つにたまっていた汚れ(酸性の汚れ、毒素など)」を体外へ排出しようとする働きが出ること(「好転反応」)は知っていました。
  それでも、はじめはあまりの不快な体験に不安を覚えたこともあったそうです。しかし、不安とはうらはらに、アドバイスを受け、適切な対応をして好転反応を乗り越えるたびに、どんどん元気になっていく「自分自身」も実感できたそうです。
  ある時、ひどい頭痛がおそってきました。後頭部から前頭部にかけての偏頭痛で、吐き気を伴うものです。千坂式食生活アドバイザーに相談したところ、「浣腸して便をだして下さい。」と言われました。「頭が痛いのになんで浣腸なんだよ。こんなんで治るわけないやんか。」と腹立たしさが渦巻いたのですが、あまりの痛みに言葉も出ず教わった通り浣腸してみました。するとどうでしょう。排便と共にみるみる偏頭痛が治まってきました。
  それまで実践してきた一般的な「玄米菜食」と、「千坂式」では大きなギャップがありました。最初は理解ができず、とまどうこともしばしばでした。しかし実際にやってみると、体で結果を体験できるので「千坂式に私の求めている答えがある。」と確信したのです。
  その後もいろいろな経験をした高橋さんですが、それまでは夏の定番だったハイネックにスパッツは欠かせないアイテムスタイルでした。それが2年ほどたった夏には、何とノースリーブに短パン姿で汗をかいているのです。悩みの冷え性はすっかり改善されていたのです。
  そして、顔や手の黄ばみも無くなってきました。汚く黒ずんでいた肌が、一枚ずつ皮がむけるように白く綺麗になっていく様を目の当たりにでき、大変な喜びを感じていました。高橋さんが持つ本来の「元気」が戻ってきた記念すべき夏だったのです。

 

高橋さんがつかんだ
       「もう一つの幸せ」とは

 高橋さんが体験した変化は、それだけではありませんでした。
  「昔の私は、人を思いやる気持ちや感謝する心とはほど遠い存在でした。感情の起伏が激しく、人の話に耳を傾けず、きつい言葉で人を傷つけたこともあります。」
  そう昔を振り返る高橋さんですが、最近では高橋さん自身が驚くほど穏やかな気持ちになったそうです。人の話を熱心に聞くようになり、相談を持ちかけられることも多くなりました。
  「家族からも『お母さん、変わったね。』と言われたんです。」とうれしそうに話す高橋さん。食事だけでこんなに変わるなんて、高橋さんも最初は思ってもみませんでした。
  「体と心は一体で、体が脱皮すると、心も脱皮する。」
  千坂式の実践の中で高橋さんはそう実感したそうです。今はまだ改善途中で、たびたび好転反応を経験しながら千坂式の奥深さを学んでいるところです。つらい時期を支えてくれた周りの人たちへの感謝の気持ちがいっぱいで、何とか恩返しをしていきたいと願っています。