「太く、長い便」「深い眠り」「和らぐ痛み」が
        千坂式からの贈り物

 千坂式ひと筋にしてから2ヵ月ほどたった頃から、立ちくらみや耳鳴りがしたり、皮膚にブツブツが出たりというような症状が数ヶ月ほど続きました。また、腰から股関節にかけて常に熱っぽくだるい感じがあり、体はいつも疲れ気味でした。ですが、クリーニング反応と思われるものは、この程度でした。

 甘いものや果物を大量にとり続けていたわけではないし、病気になってからも薬はいっさい飲んでいません。また、仕事柄、添加物や保存料などにも気をつけていましたし、30品目にこだわって、ある程度バランスのよい食事をとっていたので、それほどひどいクリーニング反応は出なかったのでは、と言います。

 千坂式ひと筋にしてから、それまでに経験したことがないほど太くて長い便が出るようになりました。腰が悪いと腸が悪くなるといいますが、ヘルニア気味だったせいか、10年近く、便秘と下痢をくり返していました。これが解消して快便になったことが、千坂式ひと筋にして真っ先に得られた「結果」でした。

 また、眠りが深くなって、朝の目覚めがとてもよくなったそうです。前日とても疲れていても、起きたときにはすっかり回復しているのです。もう一つ、かかとの角質がいつの間にかやわらかくなり、今ではすべすべです。

 発病してすぐの硬骨化の症状がひどかったころは、背中から足首までの骨という骨に鋭くきしむような痛みが走り、その痛みに耐えるために全身に脂汗をにじませていました。それはもう、大声で悲鳴をあげたいほどの痛みでしたが、今では無理をしなければ痛みもほとんど感じなくなり、前向きな気持ちで毎日を過ごせるようになりました。

「治らない病気のはずなのに、よくなっている」

 さらに奇跡とも言える事が起こりました。今から四年前の事、定期的に受けている血液検査の結果を見た医師は、「99%最悪の病気(白血病のこと)にはならないでしょう」と太鼓判を押したのです。そして、「絶対に治らない病気のはずなのに、よくなっているのが不思議なくらいです」とも言われました。

 レントゲン写真で見る限りでは、軟骨が骨になってしまった箇所がくっきりと映っているので、通常ならば痛くて立つことも歩くこともできないはずなのです。しかし名城さんは、病院まで自分で車を運転して、駐車場から診察室まで、車椅子ではなく自分の足で歩いていったのです。パソコンの画面には、名城さんの血液検査の結果が表示されていたのですが、検査項目のすべてに「最適」という文字が並んでいました。

 軟骨の状態自体は元には戻っていないのに、なぜ痛みがなくなったのか、なぜ血液検査の結果が良好なのか、西洋医学では起こりえないことが起こったので、医師は理解できない様子で、パソコンの画面を眺めていました。

「食べ物が私の病気を治した」と断言した

 医師の横顔を見つめながら名城さんは、「先生、私はこういうふうに考えています。食べ物で血液が濃くきれいになっていったら、血液の中の水分のクラスター(分子)が小さくなる。それが軟骨に浸透してクッションになり、骨と骨とが直接こすれあわずにすんでいるのではないかと…。そして、血液が濃くきれいになったのは、食べ物のおかげだと思っているんですよ。」というような話をしました。医師は黙って聞いていました。そして、「名城さんがそう思うなら、そうかもしれないですね。」とうなずきました。

 「私はこの病気になってから治療は一切していないし、千坂式の食事以外何もやっていません。ですから、よくなったのはこれしか考えられないのです」。そして、千坂式のポイントは「食材をよく煮る」ということ、「生ものはいっさいとらない」ということなどをくわしく説明しました。医師は、それをじっと聞いていました。

 「そういう食事をとり続けたので血液の状態がよくなり、痛みがとれたのだと思っています」という名城さんに、しばらく黙っていた医師は、「自分はそこまで食べ物について勉強をしていないのでよくわからないけれども、あなたのいうことは理にはかなっている。」といい、学会で私の事例を発表したいと告げたのです。

 立っていても座っていても眠っていても痛くてたまらず、「先生、こんなつらさに耐えなくてはならないのなら、下半身がない方がましです」と訴えていた名城さんが、ほんの数年で、多少の違和感は残っているものの、痛みはほぼ感じなくなったのです。この事実に対し医師は真摯に向き合いたいと考えてくれたのです。

 その後名城さんは「結果が良好なので、もう検査は必要ない。」といわれたのですが、「千坂式をやっていれば大丈夫!」ということを確認するため検査を続けています。また、白血病を恐れ、死におびえていたころの話でさえ、今はユーモアを交えて話せるようになれたのです。

料理人として千坂式をどう広めていくか

 発病時は障害者認定一級に値していたのが、3年前には3級になりました。そのときのうれしさを忘れられない名城さんは「この先、病気のない人生を過ごして、130歳まで生きることが目標です。そして、難病になり、生きている意味さえ失いかけていた私を救ってくれた千坂式への感謝の気持ちと、千坂先生の教えを一人でも多くの人に伝えたいという使命感を感じ、料理人という仕事を通じて食の大切さを訴え、千坂式という素晴らしい食療法を広めよう」と決意したのです。

 この時に、お店のメニューからも体に悪いものを排除してしまおうと決めました。まずは小麦粉、バター、チーズ、そして生ものを使うことをやめたのです。洋食屋なのにバターやチーズを使わないとは、すごい決断だったと思います。でも、「やらなければいけない」という強い思いが、その驚異の行動へと駆り立てたのです。

 名城さんにとって何が大切なのか? それは、自分自身とお客様の健康なのです。それゆえに、バター、チーズ、そして生ものを使わなくてもおいしい洋食屋を実現することを決断したのです。

 その第一弾として、子どもたちに、おいしく根菜を食べてもらえるメニュー、「根菜カレー」を作ろうと思い立ちました。これが、「イチロー(選手)にも食べてもらいたいカレー」の出発点でした。

 

トロピカルフルーツのように甘くておいしい
                健康に良い根菜カレー

 根菜カレーの試作品を作ってみると、水分の多い根菜は煮物には適しているがカレーとは馴染まないという欠点が発覚。口当たりもよくないし、水っぽくなってしまいます。実際にお店で出してみても、「これでよくお金を取るね。」と言われました。

 試行錯誤の末に、「このトロピカルフルーツのような甘みは何ですか?」とお客様から質問されるほど美味しい、根菜だけ作ったカレーを作ることができたのです。根菜の煮物を好んで食べる子どもはあまりいないと思いますが、カレーに入っていると「おいしい」と言って、パクパク食べてくれます。その姿を見るのが、名城さんにとっての大きな喜びとなっています。

正しい食事をしていれば結果につながる

 「ものごとにはすべて原因と結果がある。病気になるにはそれなりの原因があるのです。そして、正しい食事をしていれば、必ず結果が出るということ。」これが名城さんがつかんだ「シンプルな真実」なのです。

最後に、今回の東日本大震災について、名城さんがレストランのお客さんに送っている「マリブハウスからのひと言」を紹介します。

「やっぱり日本人は賢い国民だと思う。東日本大震災後、節電・節制は倹約につながり、経済社会のバランスを保つ役目だということに気づき始めています。そのような社会生活の中でもっとも大切なことは、自分の体にやさしくなれることだと思う。マリブハウスでは、そのお手伝いができればと願っています。きっと、これからの日本は地球上でいい国になれると思う!!」

 


 


 



 


 

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